NISAでインデックス積立をやっている一方で、もう一つ続けていることがあります。高配当株投資です。

始めてからもう6年。「増えてる実感」はまだ薄いですが、それでも楽しく続いています。今日はそのリアルを書きます。

きっかけはYouTube

高配当株を知ったのはYouTubeがきっかけでした。保険の見直しをきっかけにお金の勉強を始め、動画を見ているうちに「配当金でお金が入ってくる仕組み」の話に引き込まれました。

「株を持っているだけで、定期的にお金が振り込まれる」——教員という安定収入に慣れていた私にとって、これはとても魅力的な考え方でした。給料以外の収入があるというのは、精神的な余裕にもつながります。

配当金は「働かなくても入ってくるお金」の入口。小さくても、その仕組みを持っているかどうかは大きな差だと思う。

ネオモバで単元未満株からスタート

最初に使ったのはSBIネオモバイル証券(通称:ネオモバ)でした。

通常、株は100株単位(単元株)でしか買えないため、1株数千円〜数万円の株でも、まとめて買うと数十万円が必要になります。でもネオモバは1株から買える仕組みだったので、少額から始められました。

日本の高配当株を1株ずつ、コツコツと積み上げていく。給料から少し出して、月に数株ずつ買い足していく地味な作業です。でもこれが意外と楽しかった。

💡 単元未満株のメリット
・1株から買えるので少額で始められる
・高い株も「お試し」で買える
・銘柄を分散しやすい

SBI証券に統合されて今に至る

2024年、SBIネオモバイル証券はSBI証券に統合されました。保有していた株はそのままSBI証券に引き継がれ、今はSBI証券の口座で高配当株の管理をしています。

統合当初は「使い勝手が変わるのでは」と少し不安でしたが、特に大きな問題はありませんでした。むしろSBI証券の機能がそのまま使えるようになり、管理がシンプルになった印象があります。

📊 私の証券口座の現在の使い分け
・楽天証券:NISAでインデックス積立
・SBI証券:高配当株(旧ネオモバから引き継ぎ)

インデックス投資と高配当株、何が違うのか

「NISAでインデックスをやっているなら、高配当株は要らないのでは?」という疑問もあると思います。私なりの考えを書きます。

インデックス投資:長期で資産を「増やす」

全世界株や米国株のインデックスファンドを積み立てると、複利効果で長期的に資産が大きく増える可能性があります。ただし、お金が手元に入るのは「売却したとき」だけです。

高配当株:定期的にお金が「入ってくる」

高配当株は、持っているだけで年に1〜2回、配当金が振り込まれます。株価が上がらなくても、配当が入り続けます。売らなくてもキャッシュフローが生まれる、というのが大きな違いです。

💡 2つの投資の使い分けイメージ
インデックス積立 → 20〜30年後の「資産の山」を作る
高配当株 → 今から少しずつ「入ってくるお金」を育てる

どちらが正解ということはなく、両方を組み合わせるのが私のスタイルです。

6年続けてみての正直な感想

正直に言うと、「劇的に増えた」という実感はまだありません。

高配当株は派手に増えるものではなく、配当が少しずつ積み上がっていくものです。6年経った今でも、「あ、また配当が入ってきた」という小さな喜びが続いている感じです。

でも、それが楽しいのです。

配当金の通知が来るたびに、「自分が持っている株が働いてくれた」という感覚があります。金額は小さくても、給与以外の収入が存在するという事実は、お金に対する考え方を少しずつ変えてくれます。

⚠️ 高配当株を始める前に知っておきたいこと
・株価が下がるリスクがある(配当利回りが高くても、株価が落ちれば元本割れ)
・配当は減配・無配になる可能性もある
・短期で大きく増やしたい人には向かない

「コツコツ積み上げるのが好き」「配当通知を楽しみにできる」というタイプの人には、向いている投資だと思います。

ここからは、「自分もやってみたい」という人向けに、始める前に知っておきたい基礎知識をまとめます。私が6年前に知りたかったことばかりです。

【基礎知識】配当利回りの見方と「高すぎる利回り」の罠

高配当株の話で必ず出てくるのが「配当利回り」です。計算はシンプルです。

📐 配当利回り(%)= 1株あたりの年間配当金 ÷ 株価 × 100
例:株価2,000円で年間配当が80円なら、80 ÷ 2,000 × 100 = 利回り4%

日本株全体の平均利回りは2%前後と言われており、一般に3%を超えるあたりから「高配当株」と呼ばれることが多いです。

ここで大事な注意がひとつ。利回りは高ければ高いほど良い、ではありません。

⚠️ 「利回り6%超」を見たら一度立ち止まる
利回りの計算式を見ると分かるとおり、株価が下がると利回りは上がります。つまり異常に高い利回りは「業績が悪化して株価が売られている」サインであることが少なくありません。その後に配当が減らされる(減配)と、利回りも株価も両方失うことになります。

私も始めたころは「利回りランキング」の上位から買いたくなりましたが、今は利回りの数字だけで選ばないことを一番大事にしています。

新NISAと高配当株の関係【配当を非課税で受け取る条件】

通常、配当金には約20%の税金がかかります。せっかく4%の利回りでも、手取りでは3.2%ほどになってしまう計算です。

ここで使えるのが新NISAの「成長投資枠」(年240万円まで)です。成長投資枠では個別株も買えるので、高配当株をNISA口座で持てば配当金が非課税になります。

ただし、ひとつだけ見落としやすい落とし穴があります。

⚠️ 配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」にしておくこと
NISA口座で株を持っていても、配当の受取方法が「銀行振込(登録配当金受領口座方式など)」や「郵便局で受取」になっていると、非課税にならず課税されてしまいます。証券口座の設定画面で「株式数比例配分方式」(=証券口座で受け取る方式)になっているか、最初に必ず確認してください。

なお、私はNISAの積立枠はインデックス投資に使っているので、「枠をどちらに使うか」は人それぞれの設計になります。この記事の前半に書いた「使い分け」の考え方が、ここでも効いてきます。

高配当株の始め方3ステップ

ステップ1:ネット証券の口座を開く

店舗型の証券会社より手数料が安いネット証券が定番です。私はネオモバから始めてSBI証券に統合された流れですが、今から始めるならSBI証券や楽天証券などの大手ネット証券で単元未満株(1株から買える仕組み)を使うのが、当時の私の入り方に一番近いと思います。手数料の条件は変わることがあるので、口座開設前に公式サイトで最新の条件を確認してください。

ステップ2:まず1株だけ買ってみる

いきなり何十万円も入れる必要はありません。数千円で1株買ってみると、株価の動き方も配当の入り方も、本で読むより早く理解できます。私も最初の1株の配当通知が来たときの「本当に入金された!」という感覚を今でも覚えています。

ステップ3:銘柄と業種を分散しながら買い足す

1つの会社に集中すると、その会社が減配したときのダメージが大きくなります。複数の銘柄に、できれば業種もばらして少しずつ買い足していくのが、単元未満株の強みを一番活かせるやり方です。

💡 続けるコツは「毎月の金額を決めておく」こと
「毎月◯円ぶんだけ買う」と決めておくと、株価に一喜一憂せず淡々と積み上げられます。給料日後に買うと決めておくのも、教員のように収入が安定している働き方とは相性が良いです。

銘柄選びで私が見ているポイント

特定の銘柄をおすすめすることはしませんが、私が買う前にチェックしている観点は共有できます。

これらの情報は、証券会社のアプリや企業の決算資料(IRページ)で無料で確認できます。

よくある質問(FAQ)

Q. いくらから始められますか?

単元未満株なら数百円〜数千円から買えます。「まず1株」で十分スタートになります。

Q. 買うタイミングはいつがいいですか?

正直、ベストなタイミングは誰にも分かりません。だからこそ私は「毎月コツコツ買い足す」方式にしています。タイミングを当てる投資ではなく、時間をかけて積み上げる投資だと考えています。

Q. 配当金はいつ、どうやって入ってきますか?

日本株は年1〜2回(中間・期末)の会社が多く、権利確定日から2〜3か月後に証券口座に入金されるのが一般的です。

Q. 減配されたらどうすればいいですか?

まず「なぜ減配したのか」を確認します。一時的な業績悪化なのか、事業自体が傾いているのか。私は後者だと判断したら入れ替えを検討します。こういう判断も含めて「自分で考える楽しさ」が高配当株にはあります。

Q. インデックス投資だけではだめですか?

だめではありません。資産を効率よく増やすことだけが目的なら、インデックス投資が王道です。高配当株は「今から入ってくるお金を育てたい」「配当という分かりやすい成果がほしい」人向けの選択肢です。詳しくはこの記事の使い分けの章をどうぞ。

📝 具体的な銘柄・保有金額・配当実績はnoteで公開しています

ブログでは書ききれない「実際に何を買っているか」をnoteの有料記事で公開予定です。

noteで読む(準備中)

まとめ

高配当株は「地味だけど楽しい」投資です。配当通知が届くたびに「お金が働いてくれた」という感覚があり、6年経った今もやめる気はありません。

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けい先生

けい先生

現役公立高校教員。ネオモバで高配当株を始めて6年。楽天証券でNISA積立、SBI証券で高配当株の2本体制で資産形成中。教員ならではのお金の失敗と実践をぶっちゃけ発信中。